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夏本番、いかがお過ごしでしょうか。
 
和楽舎では、幼稚園生向けの企画
「お仕事体験」イベント
に出展しました。
 
向かったのは、ご近所でもある早出幼稚園様。
「園の夏休み期間中、子ども達に普段とは違う特別な学習経験をさせてあげたい」
という先生方の想いから生まれたイベントです。
 
和楽舎でも趣旨に賛同し、
「けんちくか(建築家)になろう」
というテーマで子どもたちに設計の体験をしてもらいました。
 
まずは建築家のお仕事を紹介。
 
私達は、建物のデザインを考える仕事をしていること。
良いデザインをするために、最初は鉛筆でスケッチをして、手と脳を動かしながら案を練り上げること。
模型を作って立体でも検討を重ねた後、図面を描いて、その後施工者さんに建物を建ててもらうこと。
 
…などをお話ししました。
子どもたちも興味深々でお話を聞いてくれました。
 
「これ、絵なの?お写真みたい!」
「おじさんが描いたの?すごい!」
 
などと褒めてもらった代表・山﨑…ついつい、説明に力が入ります(笑)。
 
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説明が終わり、いよいよ実践です。
代表・山﨑が鉛筆で描いた「おうち」のスケッチをもとに、長方形の積み木のピースを組み合わせて立体模型を作るワークを行いました。
 
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見本の絵を事務所で描く山﨑↓
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平面に描いた絵を見ながら立体を作るのは未経験の子がほとんどでしたが、皆とても楽しんでくれました。
「やったことがないからできないよ~」
と半泣きで始めた年少さんも、「今日、できることが1つ増えるよ。ひとつずつ一緒に見て積み上げていこう」と声をかけるだけでスイスイ完成して笑顔になったのが印象的でした。
 
 
幼稚園生へのレクチャーは初めてでしたが、子ども達の好奇心や吸収の良さに、私達大人も楽しませていただきました。
この日「けんちくか」になった経験が、何かの刺激になれば嬉しいことです。
 
早出幼稚園様、ありがとうございました!
 
 
 
このたび代表・山﨑正浩が、
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)様の月刊誌
「A-Style」2025年6月号
に、愛用品と共にご紹介いただきました!
 
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「建築家に聞いた わたしの愛用品」の特集ページへの掲載です。
全国各地の建築家と共に、仕事道具や趣味のアイテムなど…それぞれの愛用品が掲載されています。
 
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山﨑の愛用品は、グローブ・トロッター社の「センテナリー アタッシェ」。
独立開業以来、かれこれ18年間毎日使っているアタッシュケースです。
 
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建築士の必須道具の代表として、A3サイズの紙の図面が折らずに持ち運べるカバンが挙げられます。
18年前、山﨑がそんなカバンを探していて出逢ったのが「グローブ・トロッター」でした。
 
日本の木造建築の伝統を大切にしている山﨑自身の設計スタイルと、共鳴があったからです。
 
グローブトロッターは創業120年を超える老舗ブランドですが、創業時を踏襲されたクラシカルでスリムなデザインは時代を超えた今も美しく、製作は職人の手作りにより緻密さと伝統を受け継いでいます。
 
 
機能面では「一生モノ」を前提とした耐久性としており、張地は特殊な木綿や木材繊維で作った強靭な紙で出来ていて、自然素材ならではのエイジングが味わえます。
 
初めて実物を見たとたん、年と共に美しさを増す建築づくりを目指す設計への想いを、思わず投影していました。
 
というわけで、コーポレートカラーのオレンジ色のアタッシェを迎え入れて早18年。
1度だけハンドルを修理しましたが他は不具合も無く、日々使い込むほどに愛着が増しています。
 
今や、山﨑のトレードマークとして覚えていただくことも多くなりました。
これからも「相棒」と一緒に、皆さまに喜んでいただけるような建築を創っていこうと思っています。
 
 
 
 

歯科医院様:建物完成。内覧会が開催されます

2025/05/16

クリニック,浜松市 和地たなか歯科様

工事が進んでいました「和地たなか歯科様」、ついに建築が完成しました!
施工中から完成までの様子を、「WARAKUSHA」ブログ(和楽舎のクリニック等設計サイト)に載せています。
 
 
【ブログ】
 
 
 また、開院前の「内覧会」も開催されます。
先生方にも建物にも癒されると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
 
【内覧会】
5月24日(土)•25日(日)
場所:和地たなか歯科様
   浜松市中央区和地町4757-1
 
・見学自由
・予約制の「体験会」
※詳細:和地たなか歯科様の Instagram まで
 
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新年度。歯科医院様工事も終盤に

2025/04/02

クリニック,浜松市 和地たなか歯科様

新年度、いかがお過ごしでしょうか。
環境が変わった方もそうでない方も、いっそう良い年度になりますように!
 
さて、昨年末から始まった「和地たなか歯科様」の工事も終盤にさしかかり、完成形が想像できるほどになってきました。
医療福祉専門のwebサイトにて、工事の内容をご紹介しています。
 
ぜひ、覗きに来てくださいね。
【ブログ】
 
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山﨑里沙です。
先日は野球場で有名な甲子園へ出張。
同業の先輩の事務所へ伺いました。
 
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今回の目的は勉強会。
「建築パースの巨匠」と呼ばれる宮後浩先生が、手描きパース(立体を表現した完成予想図)を直伝してくださいました…!
 
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先生との出逢いは約10年前。
当時の私は関西で異業種から転身したばかりで、同業の先輩方からご紹介いただいたのがきっかけでした。
パースで叙勲も受章され、業界で知らない人はいない先生ですが、いつも明るい関西弁と笑顔で気さくに接してくださいます。
 
「手描きパースは楽しい!」
「先生のように軽快に描いてお施主様にワクワクを提供したい!」
 
と、心から思わせてもらえます。
 
 
この日は私達に見えるようにと、「さかさま」で描きながらレクチャー。
 
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完成!
 
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なんと着彩も「さかさま」から…!
 
1枚の所要時間は丁寧な説明つきで、わずか25分。無言で描けば10分ほどでしょうか。
設計の打ち合わせ中に、その場で描けてしまう位あっという間ですね。
 
 
しかもこれは絵画ではなく、あくまで「建築パース」。透視図とも呼ばれる図面の一種で、間取りや各寸法が他の2次元の図面と合っているのです。
 
建築課程で習うパース作図といえば、スペースも時間も膨大にかかります。
A4サイズ大の成果品を描くのにもA2サイズ程の作図用紙が必要で、遠くに基準点を置いて、そこから長ーい下線を何本も引いて…という、気の遠くなるような下準備が必要です。
 
そのため、宮後先生の「速描きパース」を知った時はかなり衝撃を受けたのを覚えています…
 
いっぽう現在はPCソフトも普及し、CGも手軽に作れるようになっています。
CGは、そのリアルさから建築プロジェクトの各段階のうち後半となる「実施設計」や「工事監理」の段階で、具体的な材料選定の際に重宝します。
 
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しかしプロジェクト前半の「基本設計」では、手描きならではの表現がとても良い仕事をしてくれるのです。
それは私自身も実務の中で実感しており、手描きを学び続ける原動力にもなっています。
 
 
これは、手描きの持つ「2つの役割」が大きく関係していると思われます。
 
 
1.意見交換ツール
 
今回学んだパースのように、初回プレゼンテーション等でお施主様に提示するために描くものです。
写実的なCGでは出せない「絵のその先」をお施主様と一緒に想像し、考えや希望を出し合うために使います。
 
 
2.思考ツール
 
誰かに見せるためでなく、設計前の構想段階から自分の思考を深めるために描きます。
手を動かすことは、脳を動かすこと。
描きながらアイディアを発展させ、線とともに設計を練り上げていきます。
 
 
 
和楽舎も、代表の山﨑が以上のような手描き・手しごとの役割を大切にするために創業した事務所です。
建築のキャリアは先生が50年、代表が40年。私はまだまだ…ながらも想いや技をしっかり伝承できるよう描き続けます!
 
 
 
というわけで、濃い勉強会を振り返ってみました。
先生、みなさま。ありがとうございました!
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