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春ですね

2021/02/05

こんにちは。スタッフ辻村です。
 
先日立ち寄り先で、梅の花の香りがして、もうすぐ春だなぁと思いました。
梅の花、個人的にすごく好きな香りです。
ただ春といえば…
そろそろスギ花粉も飛んでくるかも(若干感じておりますが)と憂鬱になっています。
先日「花粉症です」のバッチをいただいたので、さっそくバックに付けました。
今年はどうでしょうか。
飛散予想が外れて、例年より少ないといいなと淡い期待を抱いております。
 
 
昨年困ったツバメの巣ですが、ついに「人工巣」を購入しました。
「ツバメ観察全国ネットワーク」さんのホームページで紹介されていた、NPO法人やまぼうしさんの就労継続支援B型事業所「やまぼうし平山台」さんが販売している完成品人工巣です。
コロナの影響もあり、数か月待ちでしたが、無事届きました。
 
前から見ると
後ろから見ると
 
なんだか可愛いフォルムです。
「ツバメが来ますように」とお手紙も入っていて、ほっこりしました。
ありがとうございます!
 
壊れた巣はそのまま放置していたのですが、なぜか11月終り頃に修復されていて吃驚しました。
ツバメの姿を見たわけではないのですが、まさか日本を離れる前に修復をしに…?
それとも別の鳥が…?
 
わざわざ修復した巣を壊すのは可哀そうなのですが、今年は無事に子育てして欲しいので。
週末にでも人工巣に置き換えようと思います。
(気に入ってもらえるといいなぁ…)
(スタッフ・辻村)
 
 
 

 

 

 

 

 

こんにちは。スタッフ 里沙です。
 
 
ショパンのピアノ曲が大好きな私は
最近ショパンに関する伝記
を読んだのですが、
そこに画家・ドラクロワとの友情について
興味深い描写がありました。
コロナ禍で注目を集めている地方移住を思わせるエピソードです。
 
ドラクロワ 民衆を導く女神.jpg
↑ドラクロワの代表作、「民衆を率いる自由の女神」ルーブル美術館HPより)
 
 
二人の友人関係は、
ショパンの恋人で作家のジョルジュ・サンドの紹介から始まります。
当時パリの芸術は華やかさを極め、
音楽・絵画・文学などの分野を越えた芸術家同士の交流も盛んだったのです。
 
1.JPG
↑ドラクロワの描いたサンド(左)とショパン(右)の肖像画オードルップゴー美術館HPルーブル美術館HPより)
後に破局を迎えた二人。これらは元々1枚の絵だったものが2つに切られ売りに出されたそう。
 
 
さて、
「ピアノの詩人」と呼ばれる繊細なショパンと、
挑戦的・情熱的作風のドラクロワ。
二人は
 
「ショパンの音楽には霊感と抑制がある」
「ドラクロワの芸術が革新的なものであることを理解している」
 
と互いに惹かれ合い、生涯にわたって友情を交わします。
 
 
結核を患っていたショパンは病気療養のため
パリから馬車で30時間、ノアン村にあるサンドの別荘に拠点を移しますが、
ドラクロも度々訪れ、滞在しています。
 
 
休暇に友人を訪ねるドラクロ
自然豊かな田園でのんびりと過ごすつもりだったそうですが、
気付けば日々絵筆をとり、
完成させた絵画を村の教会に寄進したというエピソードが残されています。
 
 
一方ショパンも、ノアンで思い切り創作活動に没頭していたようです。
パリ社交界を離れた静かな環境とサンドの献身的なサポートで、
「幻想曲」「英雄ポロネーズ」「幻想ポロネーズ」など数々の名曲を生み出しています。
 
 
ドラクロワの滞在期間、
ショパンとの対話の中で
それぞれの創作活動を刺激し合いながら、
ノアンでの時間を互いに大いに楽しんだことが伺えます。
 
 
…なんだか、コロナ渦で加速した現在と
状況を重ね合わせて読んでしまいました。
 
都会を離れ、
食事と睡眠を見直し、
自然を前に五感を研ぎ澄ませて良い仕事をする。
 
いま見直されている内容と同じことが、
1800年代のショパン界隈でも起きていたのですね。
 
自然の中にいると
むしろ意欲や能力が最大限に引き出され、
都心のビル内よりパフォーマンスが上がるという方も
多いかもしれません。
また、自分の専門と違う分野の仲間との対話で得られる
気付きは、やっぱり宝だなぁと思います。
 
建築でも、分野や用途にとらわれず
ひとが心地よく能力を発揮できる空間を
探っていきたいと思います。
 
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↑ノアン館の平面略図
ショパンの部屋は8番。
奥まった位置で出入口も廊下に面さず、静かに集中できる環境。
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 
こんにちは。
スタッフ里沙です。
 
 
昨年
建材版「食べログ」
と言われる検索サービスが
スタートし、私もときどき使っています。
 
何が「食べログ」っぽいかというと、
空間デザインの事例が簡単に検索できて、
使われている建材のメーカーや品番がすぐに出てきます。
そして気になる建材は、問合せまでこのサイト上で完結できるのです。
 
サービスの名前は
(↑クリックするとサイトへ飛べます)
 
実際のサイトはこんな感じです。
 
1.jpg
 
 
トップにずらりと事例写真が並んでいます。
ページ上部には検索窓もついていて、
建築家の名前やキーワード(「リビング」「待合室」など)
で事例写真の絞り込みが可能です。
 
調べたい写真にカーソルを合わせると、
登録されている建材の部分に黄色のマークが。
 
2.jpgのサムネール画像
 
さらにマークにカーソルを合わせれば、
建材の詳細ページへ飛ぶことができます。
 
3.jpgのサムネール画像
 
4.jpg
 
 
掲載されている空間写真は
規模も用途も地域も、実に多種多様です。
 
これまではメディアに掲載されるような建築であっても
使用建材の品番まで調べるのは容易でなく、
業界専門誌を辿ったあげくに詳細は不明、
ということもありました。
 
一見すぐに情報が得られそうなネット検索も、
この種のニッチな情報に関してはそう多くはありません。
 
「ありそうでなかった」このサービスの発案者は、建築家の谷尻誠氏。
代表は山根脩平氏で、隈研吾建築都市設計事務所やLINEでの経歴を持つそうです。
 
 
無料で使える新しいプラットフォーム。
便利でありがたいのはもちろん、
業界全体を底上げするメンバーの方々の活動に頭が下がります。
 
また、このサイトは美しい事例写真が豊富なので、
建築関係者はもちろん、
これから住宅やクリニック、施設、オフィスなどの
建物をお考えの方が設計者とイメージ共有をされる際にもおすすめです!
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 
 
 
 

納骨堂

2021/01/15


こんにちは、スタッフ初瀬です。
今年もよろしくお願い致します。


 

今日は私が感動した建物について。
堀部安嗣氏の設計した納骨堂です。

屋根勾配1.5寸、、、

こんなにも勾配は緩い建物初めて見ました。
建物を見つけた瞬間、感動的で心を奪われました。
また、周辺環境にも馴染んでいて何も否定しないがぴったりの建築物でした。

IMG_1300.JPG

IMG_0427.JPG
 

IMG_1301.JPG

和楽舎では建築物を検討する際、スケールを合わせて外観など模型で検討しています。
周辺の建物も入れた周辺模型なら、
実際に見える目線で見えたり、周辺環境も意識して設計できます。
いつも作成しながら勉強になります。

新しく建つ建物に意味があり、周辺環境などに違和感のないものになるような設計をしたいです。

以前、堀部氏はオンラインセミナーで「感じたことのないものはつくれない」とおっしゃっていました。
納骨堂に訪れたことは良い財産になりました。


(スタッフ:初瀬)

 

新年あけましておめでとうございます
 
スタッフ・辻村です。
私事ではありますが、昨年末、一級建築士試験に合格いたしました。
 
一昨年に初受験、学科試験は突破したものの製図試験でIV判定(不合格)。
昨年、製図試験でI判定、合格となりました。
 
応援・ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 
学科・製図共に資格学校には通わず、主に建築資格研究会さんのホームページで勉強しました。
一昨年、製図試験中に重複距離オーバーが判明し心折れましたが、
昨年の課題は個人的に好きなジャンル「高齢者介護施設」だったので、一昨年より楽しく勉強できました。
 
一級建築士試験をあまりご存じない方向けにご説明しますと、
建築士の試験は、学科・製図、2つの試験に合格しないといけません。
 
・学科試験  5科目(計画、環境設備、法規、構造、施工)
       概ね80%正答すると合格 合格すると製図試験に3回挑戦可能(学科免除)
 
・製図試験  初見の設計条件の建築物を設計
       ・設計した建築物についての質疑に記述回答
       ・各階平面図(縮尺1/200)・断面図等、要求図面を作成
       上記を6時間30分で完成させる(全て手書き)
 
実際に使用した問題用紙と下書用紙はこんな感じとなっております。
問題用紙と下書用紙、エスキス完成まで1時間半くらいでした
 
 
ただ、製図試験に合格したとはいえ、色々失敗したところがあるので、
その経験を今後の仕事に生かしていきたいと思います。
 
免許が届くのが楽しみです。
(スタッフ・辻村)