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こんにちは。スタッフ辻村です。

先日、4月3日の中日新聞朝刊に指をはさんでもケガをしない「クッション折戸」の記事が載っていました。

2020年4月3日 中日新聞朝刊11面


子どもが小さい頃は、色々なセーフティグッズで家の中の安全対策をしていましたが、小学生になってもドアで手や足をはさんだり、頭をぶつけることがありました。
特に足は、手前に開くドアのアンダーカット(シックハウス対策で24時間換気のため、室内の汚れた空気を排出するため、換気経路のドアの下に設ける1~2cmほどの隙間)部分でゴリッと擦ってしまい・・・本当に痛そうでした。

気をつけてね!といつも言っていますが、実際にはなかなか難しい・・・。
そういう私も数年に1度はさんでいる気がします。

このはさんでも痛くないドアなら、けがをしなくて良さそうですね。
左右に加え、下もクッションが入っているそうなので、アンダーカットによる事故も防げます。

今までも、隙間が大きくて指がはさまらないもの、戸先にクッションがあるもの、ゆっくり閉まるものなど、安全対策されたドアは色々ありましたが、「はさまれても大丈夫!」というのは面白い発想だなと思いました。

(スタッフ:辻村)

クッション折戸・ドアを開発された「静岡フスマ商会」さんのホームページはこちら

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

 

コロナウィルスの影響で

各種イベントもオンライン開催に切り替わったりしていますね。

私も、行われる予定だったインテリアのセミナーを

先日オンラインで受講しました。

 

セミナーは、ヨーロッパの見本市をもとに分析した

「2020年インテリアトレンド」がテーマでした。

 

見本市というと

「ミラノサローネ」

を連想する方も多いかもしれません。

 

インテリア業界ではその他に

「メゾン・エ・オブジェ」(フランス)

「パリデコオフ」(フランス)

「ケルン国際家具見本市」(ドイツ)

「ハイムテキスタイル」(ドイツ)

なども有名で、私も毎年

(今のところ日本から)情報収集しています。

 

さて。今年は世界情勢の激変も相まって、

インテリアの傾向も特に変化の大きい年だそうです。

 

Y世代、Z世代と言われる

30代前後の世代を主人公に、

デジタル漬けの日々の中でも

自然と親しみ共存していけるような

心身に優しいインテリアへと

大きくシフトチェンジ。

 

家具の素材や色も、

クールでモダンな「かっこいい系」に替わって、

自然素材や明るい色、ぷっくりとした形など

「癒し系」が多く見られました。

モダンな家具で知られるブランドでも、

暖色系の色使いになっていたりなど、

愛嬌を感じさせるデザインになっていたように思います。

 

・・・なんだか、

オレンジで丸みのある和楽舎のロゴデザインと親近感を感じてきました。

流行を追わないデザインを得意とする事務所ですが、

今年はトレンドのど真ん中になるかもしれません。笑

 

 

※写真は本文と無関係ですが、イタリアにインテリアの勉強をしに行った時のもの。

色々世界が落ち着いたら、ミラノサローネに行こうと思います。。

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(スタッフ:里沙)

 

 

 

初めての「関所」

2020/03/23

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

 

浜松の生活にも慣れてきた今日この頃。

ようやく「新居の関所」を訪れることができました。

 

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徳川家康が設置した関所の中でも

箱根の関と並ぶ東海道の重要な関所。

津波被害により途中移転しているものの、

当時の建物が現存する全国でただ一つの関所跡ということで

見学してみました。

 

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1855年改築の面番所。

シンプルなつくりで、

165年の耐久に納得。

内部もとても良い状態でした。

 

瓦は良い感じに日焼けしています。

 

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奈良時代のものが残る

奈良・東大寺三月堂の瓦と

遜色ない日焼けに思えるのは

太平洋の塩分も関係しているのでしょうか・・・

 

隣の敷地には資料館があり、

当時の資料の展示も充実していました。

 

「入り鉄砲出女」

(江戸に入ってくる鉄砲と

江戸から出ていく大名の妻女など人質)

の取り締まりに、特に厳しかったという新居関所。

 

当時「出女」はこの関所を避けて

北側へ回ったそうなのですが、

そのルートの名残が現在の「姫街道」。

ふだん車で通る道ですが、

展示の古地図を見ていると

脳内タイムスリップが起きて

ワクワクしました。

 

個人的古地図ムーブメントが続きそうです。

浜松史に詳しい方、ぜひ教えてくださいね!

 

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↑ 無事関所を通過した人が出ていく「大御門」。柱は地中2.7mまで埋まる掘立柱

 

(スタッフ 里沙)

 

 

 

 

お風呂のサイズ感

2020/03/17

こんにちは。

スタッフ 里沙です。

 

先日、お施主様のかねてからの夢である

「自宅で露天風呂」実現へ向け、

「信楽焼」で有名な

滋賀県は信楽町へ行って参りました。

 

お邪魔したのは「丸元製陶」様のショールームです。

 

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倉庫いっぱいにお風呂がずらり。

 

サイズは大小、

デザインは純和風の定番からモダンなもの、

ちょっぴりアバンギャルドな試作品まで

色々な顔をした浴槽が大集合していました。

 

写真に写っているのは在庫品で、

基本的な受注はオーダーメイドとのこと。

好みのサイズ、形状、カラーや質感にて

手づくりで作ってくださいます。

 

浴槽のサイズについては

一般的なユニットバスが

幅70cm×長さ140cm前後。

深さは50cmほどが主流ですが、

跨ぎやすさを考慮して

床に10cmほど埋めてあることがほとんどです。

(浴槽の高さ40cm前後)

 

オーダーメイドの浴槽では、

身体の大きさやデザイン上の好み、

家族一緒に入るかどうか、などに合わせて

希望サイズを固めていきます。

 

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こちらの浴槽は

幅73cm、長さ140cm、深さ58cmのもの。

 

足を思い切り伸ばして入りたい方や

2~3人で入りたいご家族には、

幅も長さも

よりゆとりのあるサイズが良いでしょう。

 

一方で

すっぽりと包まれた感じがお好きな方には

この幅が適切に思われますし、

女性やお子様など背の低い方には

これ以上長さがあると、

溺れそうに感じるかもしれません。

 

また

浴槽を置き型にして存在感を出したい場合には

式台を置くなどして

跨ぐ高さを調整する方法もあります。

 

お施主様の「欲しい暮らし」をもとに

空間という物理的な形に落とし込むのが

設計士の仕事。

 

「欲しい暮らし」のイメージは、

この「試入浴(?)」のように

実際に見て、触れてみると

よりリアルになってくると思います!

 

 

さて。

信楽周辺の自然豊かな環境から帰宅した翌日。

ジョギングした佐鳴湖では

桜のつぼみがあと一息で膨らむかな!?

という感じでした。

 

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四季のある日本で

自然と共にある暮らしのために

建築にできることは、

まだまだ、沢山ありそうです。

 

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(スタッフ:里沙)

 

 

 

木造塾②

2020/03/12

こんにちは。
スタッフ 初瀬です。

先月で今年度の木造塾を終えました。

デザイン、構造、環境や林業のこと様々な方面で
活躍されている先生方にお話を聞くことができ貴重な経験でした。

最後の講義では、
前 真之先生、安井 昇先生の講義でした。

前先生はエコハウスのウソについて。
エアコンを買い替えれば節電になるのではないかに対し、
10年前ほど、性能がアップしていないので買い変えても
あまり意味は意味がないということや
室内の上下の温度差、乾燥、気流をエアコンと比べても
床暖房がとても効果的であることなど
理解を深められた気がします。

安井先生は火事に負けない中大規模木造のつくりかたについて。
最近では、学校や道の駅などの
規模が大きい建物でも木造が多くあります。
また木材の片面を燃やしても、燃えていない面は触れる程、
熱くはならないということにびっくりしました。
実験室での実験の様子などを動画で見れて面白かったです。

懇親会にも参加させていただいて良い時間を過ごせました。
木造塾で毎回建築のイベントなどのお知らせなどもあって
それも一つの楽しみでした。

今年度の木造塾ありがとうございました。
勉強します。

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(スタッフ:初瀬)