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こんにちは。
スタッフ 里沙です。
 
和楽舎の事務所では、BGMとして
地元静岡のFMラジオ
「k-mix」
をかけています。
 
仕事場でFMラジオをかける文化は、
所長の独立前の事務所から引き継がれているようです。
 
私にとってラジオの思い出と言えば
中学時代に自分の部屋でこっそり聴いた
オールナイトニッポン。
その時間だけはちょっぴり大人になれた気がして
嬉しかったものです。
 
いつしか疎遠になっていたラジオと
和楽舎に入ってから再び接点ができて、
最近はプライベートでも聴くようになりました。
 
今おすすめの番組は
地元k-mix
 
(土曜19:00~19:30)
 
です。
 
 
宮城聰さんは、
SPAC(静岡県舞台芸術センター)の
芸術総監督で演出家。
 
毎回世界の文化や時事ネタに関する「お題」があって、
森羅万象を深く掘り下げ
自身の芸術として昇華させている宮城さんの視点から
持論を展開していく、というものです。
 
 
前回は、日本の「民芸」がお題でした。
 
IMG_6608_edited.jpg
 
民芸とは、いわゆる芸術作品でなく
民衆の暮らしのなかから生まれた工芸品。
実用品ですから、
作者や作品説明も、通常ありません。
このような民芸の美しさは
「用の美」
などと言われます。
 
この回での宮城さんの考察は、
この「用の美」は
いわゆる「機能美」とは
違うのではないか?という仮説から
展開されていました。
 
「機能美」とは
必要な機能を配置したら
自然発生的に美しいデザインになった、
というような
「理に適った」デザインのことを言います。
 
そして彼は、この
「機能美」が生まれることは
滅多にないかもしれない、と言います。
 
ところが「用の美」は機能先行ではなく、
「美を求める人の心理」が先行しているのでは、
という内容でした。
 
「思わず使いたくなるデザイン」が先行して、
結果として多くの人に愛用されることになった。
というような。
 
と、(大幅に省略していますが)こんなラジオです。
 
 
建築ではストーリーや芸術性も醍醐味のひとつだし、
機能美も実現させたいし、
人間が暮らして使うからには民芸的要素も大切。
 
そして時代が進んた今、
これらの境も良い意味で曖昧になってきている。
これからも追及していこう…と思ったのでした。
 
 
 
宮城聰さんのラジオ。
 
語り口調がとても穏やかで、
ユニークながら明るい展開で、
結論を押し付けることもなく。
 
毎週30分の独特の世界観に、
すっかりファンになってしまいました。
 
 
静岡県民でない方は、ラジオアプリradikoから聴けます
アート好きの方は、
ぜひチェックされてみてくださいね!
 
 
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
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クリニック設計専門サイトにて、

 

コラム

(↓クリックするとページへ移動します)

「土地の条件」が、新築開院の準備期間を左右する話

をアップしました。

 

新築工事の事前手続きと言うと、「確認申請」をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし「土地の条件」によってはそれ以前に特別な手続きが必要で、1年近くかかることも…。
 
土地探しと設計の密接な関係についてもお話ししています。
ぜひ、お読みになっていただけたらと思います。
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
 
先日、とてもインパクトある
「倉庫」が完成しました!
 
IMG_3262_edited.jpg
IMG_3249.JPG
IMG_3248.JPG
 
 
木造トラス構造が美しいこちらの倉庫。
基本デザインは
株式会社 ケイズインテリア様
(浜松市南区「リフォームのケイズ」様)です。
 
今回の施工者でもあり、
建築は会社の倉庫として使用されます。
 
 
私たち和楽舎は、
このデザインを実現させるべく
実施設計を担当させていただきました。
 
 
施工されたケイズインテリア様にとっても
設計・工事監理担当の私達にとっても
新しい試みが多く、
大変エキサイティングなお仕事でした。
 
 
例えば木材の接合方法は
少しでも違えば構造に大きく影響するため、
細心の注意を払いながら相談したり。
※施工するのは、本当に大変だったと思います。
 
 
設計初期の段階から考えても
構造をはじめ、
各種法律・条令などなど応用編の内容が多く、
私としても大変勉強になりました。
 
 
そんなドラマを経て、
実際の現場でトラスが組み上がっていく様子は、
それはもう
圧巻の一言でした!
 
PB280056.JPG
 
ケイズインテリア様のwebサイトでは、
建方(木材組み立て)の様子が動画で見られます。
そちらも是非ご覧になってみてくださいね。
 
 
 
ケイズインテリア様、
この度はご竣工おめでとうございます!
 
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 

 
 
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こんにちは、
スタッフ初瀬です。
 
先日、簡単にかける建築パースがあるということで
挑戦してみました。
宮後 浩先生の「クイックパース」
外観と、内部パースにチャレンジしています。
 
これまでもパースはかいてきましたが、
たしかに早く良い意味で楽にかけた気がします。
基本はどれも同じですが、、、
 
パースはお客様にイメージを伝えるために
必要だと感じます。
 
このパースの書き方を知り、
今まで私の中で苦手意識のあった
インテリアや、窓などは、
図の中で比率を合わせてかくとの
ポイントがあり勉強になりました。
 
今回チャレンジした中の一つ、
ル・コルビュジエの「サヴォア邸」。
 
「近代建築の五原則」、
「ピロティ」「屋上庭園」「自由な設計図」
「水平連続窓」「自由な立面」で
有名な建物です。
 
恥ずかしながら、
最初は基準線がぐちゃぐちゃになってしまい
ひどい状態でスタートしてしまいました。
まさかの大失態。。( ゚Д゚)
今後は気を付けます。。。
 
image2.jpeg
 
 
 
 
 
そこから立て直し何とか完成に向かいました。
基準線はフリクション(熱で消えるペン)なので、
この時期はヒーターで一発消し!
 
image0.jpeg
 
次に着色。
初めて使うコピックにもなかなか慣れず。。
思い切りは意識しました。^^;
image1.jpeg
 
 
 
 
 
完成しました。
色の塗り方等まだまだ伸びしろがありますね。
 
 
とても簡単に名建築をかけたので
どなたでも簡単に始められそうです!
 
また、お客様に対して今ないものを
正確にイメージしていただくためにも
今後パースの腕を上げていこうと思います。
 
(スタッフ初瀬)
 
 
 
 
 
 
 
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こんにちは。
スタッフ 里沙です。
 
毎年パントン社が発表している
「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」が
今年も発表されました。
 
世界中で使用されている
色見本の会社として有名な
米・パントン社によるカラー・オブ・ザ・イヤー。
世相も顕著に反映されていて、
個人的には毎年楽しみにしています。
 
今年の色は、
「ベリー・ペリ(Very Peri: Pantone17-3938)」
バイオレット系の深みのある色です。
 
pantone2022.jpg
 
 
ブルーの誠実で普遍的なイメージに
レッドのエネルギーや高揚感をブレンドしたという
ベリー・ペリ。
 
「すべての青のなかで最も幸せで温かく、
新しさや力強さをもたらす」
色なのだとか。
 
 
2000年に始まったカラー・オブ・ザ・イヤーですが、
まったく新しく創られたパントン・カラーが
認定されたのは、今回が初だそうです。
 
今年はまさに変革の年。
前向きに、クリエイティブに未来を切り拓く時が来た!
とワクワクさせてくれる色ですね。
 
実はこのベリー・ペリ、
日本の伝統色で言うと
「紅掛空色(べにかけそらいろ)」
に非常に近い色です。
こちらの色も「夜明け前」の空を表現しており、
不思議な偶然を感じます。
 
 
建築・インテリアに採用するには一見難しそうな
ベリー・ペリの色ですが、
グレイッシュカラーとの相性も良く、
差し色として使うと
少し艶っぽい空間に仕上げることができますよ!
また、ブラウン系と組み合わせれば
リゾートテイストにすることもできます。
 
 
ちなみに
昨年2021年のカラー・オブ・ザ・イヤーは
「イルミネーティング」と
「アルティメイト・グレー」の2色でした。
 
 
pantone2021.jpg
 
陽だまりのように柔らかな黄色と
冷静・落ち着きを思わせるグレーの組み合わせ、
お店でもよく見かけたような気がしませんか?
 
 
ともあれ、
「今年の色」からは
時代をポジティブに捉えて進む力がもらえそうです。
身の回りに取り入れて、
好奇心いっぱいに過ごしたいと思っています。
 
※画像はPANTONE社公式サイトより
 
 
(スタッフ:里沙)