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先日、実施設計を担当させていただいた
株式会社ケイズインテリア様 倉庫
にて、完成写真の撮影を行いました。
 
空が一番青い時間帯に撮るということで、
先方に向かったのは夕刻18時。
真昼のイメージが強い青空ですが、宵の口に撮影です。
 
この時間帯にした理由は
夜景も撮れるから…というのもあるのですが、
何より、昼の青空よりも
鮮やかで濃い青空になるから!
 
「ブルーモーメント」と呼ばれる空の色です。
 
 
まだ日が高い到着したばかりの写真↓
IMG_3423.JPG
 
 
「ブルーモーメント」の空↓
IMG_3444.JPG
 
 
このような感じです。
 
 
ちなみに「ブルーモーメント」は
・日の出前
・日の入り後
と、1日に2回見られます。
 
こちらは、朝4時30分集合にて撮影の
「なごみクリニック様」の写真です。
 
なごみOPS_3042.jpg
 
 
というわけで
ケイズインテリア様倉庫の完成写真は、
近々事例紹介のページに追加予定です。
全貌を、どうぞお楽しみに!
 
 
関連ページ:
 
 
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 
【works(浜松 磐田)】
 
 

プラン例を1点追加しました。

 

「浜松・山手町の家」

※タイトルクリックでページへ移動します

 

浜松_山手町の家 05内観パース - コピー.jpg

 

穏やかで気品を感じさせる住宅街に計画した4人家族の住宅。
吹き抜けと緑豊かな庭により、自然界に佇むような開放感を表現しました。

ぜひ、ご覧ください!

ロシアによるウクライナ侵攻の被災者に対する、
建築家 坂 茂氏の支援が話題になっています。
 
難民としてウクライナの周辺国に避難した人々の避難所に、
「紙の間仕切システム」を設営したのです。
 
 
「紙の間仕切システム」とは、坂氏が生み出した簡易的個室のこと。
紙管を骨組みに、布をカーテンのように掛けて空間を仕切りします。
Paper Partition Systemの名称から、通称PPSと呼ばれるシステムです。
 
02_003xtech.jpg
写真:日経XTECH
 
 
2011年の東日本大震災を皮切りに、
国内外の災害避難所にこのシステムが使用・重宝されてきました。
 
特に東日本大震災の際は大きく報道もされたので、
見覚えのある方も多いかもしれません。
 
 
今回の支援について坂氏は、
 
「テレビで難民の受け入れ施設が映ると、
人々が雑魚寝している状況だった。
プライバシー確保だけでなく
感染症対策の観点でもPPSの必要性を感じ、
すぐに支援しようと思った」
 
とコメントされています。
 
 
坂 茂氏は元々、
紙管を建築の構造材として使うことで知られる建築家です。
避難所においても安定した品質で
プライバシー保護機能を確実に遂行し、
しかも美しいシステムが提供されているのは
建築家として紙管と「仲良く」してきた
バックグラウンドあってこそですね。
 
ちなみに、ここ静岡県にも坂氏の設計した建築
「静岡県富士山世界遺産センター」
があり、先日行ってきました。
こちらでは、椅子の背面と座面が紙管で作られています。
 
 
椅子.jpeg
 
シンプルで愛嬌あるデザイン。
座ってみると硬さと丸み、優しい質感が絶妙なバランスでした。
 
 
 
※建築について
 
外観001.jpeg
「逆さ富士」の形をした展示棟は、
水盤に「富士山」の形になって映る圧倒的なデザイン。
展示棟内部は、
らせん状に登山するように登りながら
展示物を見ていく順路になっています。
そして…建物上部からは、本物の富士山が展望できます。
 
壁を覆うのは「富士ヒノキ」なるブランド木材で、
全部で6,973ピースの部材が
編み込んだように組まれています。
展示棟壁.jpeg
ヒノキ1.jpeg
ヒノキ2.jpeg
 
避難所の紙管と、景勝地の紙管。
 
心身に安心・安全を提供すること。
美しさに心動かすきっかけをつくること。
 
どちらも建築家の社会的な役割であり、
プロとしての姿勢を改めて学んだ出来事でした。
 
 
参考:
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
 
 
【works(浜松 磐田)】
 
【works(浜松 磐田)】
 
【top】
 
 
 
浜松市総合産業展示館の
大規模改修工事が始まりました!
 
和楽舎は、工事監理を担当します。
 
image0 (2).jpegのサムネール画像
 
この日はあいにくの雨模様でしたが、
囲いの内部では作業が進んでいます。
 
一年半にわたる工事、しっかりと進めて参ります!
リニューアル後、ますます愛される施設に
なりますように。
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
 
 
突然ですが
「エスカレーターは歩くと危険です」
というアナウンス、よく耳にしませんか?
 
エスカレーター.jpg
 
日々忙しく過ごしていると、
エスカレーターは階段のように
歩いて使うのが基本、という方も多いかもしれません。
 
エスカレーターを歩くと危険な理由は
「動いているものに乗るから」
であることは間違いありませんが、
実は止まっているエスカレーターであったとしても
危険です。
建築基準法を使って、その理由をご紹介してみます。
 
 
建築基準法では、
「階段」各部の寸法が
建物の用途ごとに細かく定められています。
それらの寸法に、エスカレーターは適合しません。
 
止まって乗る想定のエスカレーターは、
歩いて上がるには危険な寸法で
作られているというわけです。
 
 
法で定められている階段の寸法は、
例えばこのような感じです。
 
 
※寸法の呼び名はこちら ↓
 
階段2.jpg
 
 
【住宅】
 蹴上…23cm以下
 踏面…15cm以上
 
【小学校】
 蹴上…16cm以下
 踏面…26cm以上
 
【劇場・映画館など】
 蹴上…18cm以下
 踏面…26cm以上
 
【クリニック・医院など】
 蹴上…22cm以下
 踏面…21cm以上
 
 
このように、
建物を使う人の身体条件によって
細かく基準が分かれています。
 
さらに建築基準法だけでなく、
通称「バリアフリー法」も適用される
公的な施設(大病院など)になると、
より人体に優しい寸法設計の階段になります。
 
 
ふだん私達が無意識に上り下りしている階段も
緻密に安全上の計算がなされた寸法であるため、
同じつもりでエスカレーターを歩くと
転落のリスクが高くなるのも納得ですね。
 
 
 
ちなみに非常時でも、
エスカレーターを歩いて避難するのは危険です。
 
建築基準法で定められた「避難経路」には
エスカレーターを使ったルートは入っておらず、
外へ出るのに遠回りになることも…。
 
階段を使えば
最短のルート、最小限のリスクで避難できるよう
設計されていますので、
万が一の時は落ち着いて階段を探してくださいね!
 
 
 
 
 
 
 
(スタッフ:里沙)
 
【works(浜松 磐田)】
 
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