京都和束の家

LDK
室内中央の2本の柱を境に、もともとは2部屋に分かれていた空間。
ひとつの大空間とすることで、家族や友人が賑やかに集える明るい場に生まれ変わりました。

LDK
腰窓があったキッチン奥の壁は開口を拡げ、外に出られるテラス窓を設けました。
外は北側の静かな庭。季節の花や木々が風にそっと揺れています。
梁や柱には、この住宅が過ごした歳月を感じさせる経年変化が。

外観
茶畑の山を臨む、高低差がダイナミックな敷地です。
本プロジェクトではLDK空間の改修に加えて一部庭側へ増築し、浴室をはじめとした水回り空間を充実させました。

浴室
庭の木々が眺められる半露天風呂。
浴槽は隣町・信楽町でオーダーした信楽焼です。柔らかな質感が心身を癒します。


浴室外の庭の様子。砂利は奈良県の職人さんが分けてくださった奈良・御所(ごせ)町の「御所砂利」。明るく上品な色合いです。

洗面
奈良・吉野杉の一枚板カウンターをはじめ、野性的かつ趣ある素材を随所に取り入れています。

トイレ
地域のインフラ事情により汲み取り式ながら、簡易水洗のトイレを設置しました。
手洗いボウルは浴槽と同じく信楽焼。

広縁
北側の庭とは趣を変え、開放的な眺望の南庭に面した空間。
今回の工事で、庭に直結した大きなウッドデッキを設けました。

ウッドデッキ
周囲より土地が高く見晴らしの良い南側ウッドデッキ。
お施主様は、この場所で休日の朝食を楽しまれているそうです。

ウッドデッキ
「茶源郷」としてしられるお茶の産地。茶畑の山に抱かれた景勝地です。

LDK
薪ストーブの炎を眺めながら食事ができる空間。
山あいで底冷えしがちな室内を芯から暖めてくれます。

外観
帰宅時にはこの明かりに心が緩むというリビングの窓。
外灯のない静かな夜を温かく照らしています。

築40年、木造平屋の住宅をリノベーションしました。
場所は京都・和束町。宇治茶の郷として知られ、周囲には茶畑の絶景が広がります。
都会のマンション暮らしから緑豊かな地への移住を実現されたお施主様。
自然や人との繋がりを満喫できる、こだわりの詰まった住宅となりました。